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平成27年度短期国際プログラムー研究コースー

昨年度から夏期休暇期間に1ヵ月半の研究室留学を実施しています。主に3,4年生で本学で研究に取りくんでいる学生、これから取りくもうとしている学生が研究者の生活や海外の研究室の仕組みや研究方法を学び、自分自身の研究にいかすことを目的にしています。
平成27年度はフォーサイス研究所(アメリカ合衆国)へ2名、シェフィールド大学歯学部(イギリス)へ1名の歯学部学生が派遣されました。

参加学生のコメント(抜粋)を紹介します。

ボストンで生活するうちに初めて来た時よりも英語を理解する力は多少ついたと思います。また、道が分からないので、現地の人に聞いてみたり、現地の人と会話をしたり、フォーサイス研究所の方達と英語でコミュニケーションをとったりすることで日本にいた時よりも能動的に英語を使うことができました。今回の留学は、1ヶ月間だけだったので留学前と比べて英語力が格段に向上したとは考えられませんが、僅かに成長することができたと感じました。
研究所では、歯科の分野に関する研究が行われ、ヨーロッパやアジア等の色んな地域から教授、ポストドクター、研究者、大学院生等様々な職業の方々が勤務しておられました。そのため、研究所では英語以外に日本語、中国語、ロシア語、スペイン語など多種多様な言語が聞こえてきました。私はラボのポストドクターの先生が行われている研究に参画させていただきました。ポストドクターの先生は一日に3つ4つ実験をこなすとても忙しい方でした。私は、最初のうちは、見学が主でしたが、抗体の精製、濃縮、ウェスタンブロットなどの実験をさせていただきました。初めて行う実験ばかりだったので、最初は戸惑い、ミスを犯すこともありましたが、先生は決して怒らずフォローしていただき、分からないことがあれば質問すれば教えて頂けたのでとても大変でしたが集中して取り組むことができました。

 

本留学では骨再生に関し、歯や骨の主たる構成成分であるハイドロキシアパタイトの性質に関する研究をさせていただきました。当初の計画を立てる際は、研究というものに関して漠然としたイメージしか思い描くことができず、45日間という短い期間で一体どれほどのことができるのかと一抹の不安を抱いていましたが、留学後は、研究において重要なことである;新たなテーマにどのように取り組めばよいのか、研究計画をどのように立てればよいのか、目標に対してどのように結果を求め・考察すればよいのか、ということについて自ら経験を通じ学習することができました。組織工学、再生医療の知識習得という目標に関しては、論文や本を読むことで学習をしたり、携わらせていただいた研究以外で組織工学や再生医療の研究をしておられる方とお話をしたりすることで目標を達成することができました。私は、日本で、細胞培養を中心とした組織工学の研究をさせていただいているのですが、本留学の研究は、材料学の分野の色が濃く、日本で学習していたこととはやや異なった観点から組織工学・再生医療のことを学ぶことができ、それも有意義でした。
現地では、現地の歯学生、大学院生、博士、教授のみならず、イギリスに留学されている日本人の先生方との出会いもありました。日本人の先生との出会いは自らの将来を考えるにあたって、とても良い出会いであったと言えます。私は学部三年生(当時)で将来のことを具体的に描くことが難しいのですが、留学という選択肢を選ばれた日本の先生方の様子を近くで見、お話をすることで、将来の選択肢の一つとして留学ということを具体的に思い描くことができるようになりました。

帰国直前に行ったまとめのプレゼンテーション